遺品整理は、故人の残した家財などを整理・処分します。
長年一人暮らしを続けて亡くなる高齢者が増えるなか、親族に代わって遺品整理をする業者の需要が高まっています。
新規参入も増え、今は全国で1万社越えともいわれています。
そこに、ビジネスチャンスもあるのですが、一方、良心的とはいえない業者もいて、トラブルも発生しています。
では、トラブルの原因や注意点をチェックしてみましょう。
・見積書
複数の業者から見積をとって、内容や金額を比較しましょう。
「遺品整理一式いくら」みたいな大雑把な見積は特に要注意です。作業人数や時間、廃棄する家具などの分量などが具体的に書かれているかは確認してください。
作業量が増えたから割増料金がいるとかは、完全におかしいですし、キャンセル料が発生する時期もしっかり確認しておいてください。
・作業員
故人が女性の場合など、男性に見られたくないものもあると思いますので、作業員に最低1人は女性がいるほうが良いでしょう。
・服装
作業員は制服着用が基本です。立会者が作業員かどうか判別でき、盗難トラベルを防ぐことになります。
・資格
家庭の廃棄物を回収・処分できる一般廃棄物処理業の許可か委託を受けている業者かどうか?
骨董品や書籍などを買い取ってもらうには、古物商の資格が必要です。
・立会
作業には依頼者が立ち会うのが原則ですが、遠方に住んでいるなどの理由で立ち会えない場合には、必ず現場写真を撮ってもらうなど、確実に作業が実施されたかも確認してください。
こういった注意点を、確実にクリアすれば、信頼される遺品整理業を運営できますね。
(参考) ⇒ 一般社団法人遺品整理士認定協会
全く余談ですが、テレビ朝日系列の『土曜ワイド劇場』で、奥田瑛二さんが遺品整理屋を演じる『遺品の声を聴く男』などは、遺品整理業者のネクストが監修しています。